
Mina Daimon — 花月 — Kagetsu
Kagetsu
野に咲いているようなさりげない花のしつらえ、ふと薫るお香、小さな茶器を口元へ近づけると、さみどり色の澄んだ玉露。口の中で広がる甘みと香り。
五感をやさしく刺激されながら佇んでいると、初夏の風に吹かれているような清々しい気持ちになる。嶋田静坡が家元を務める、煎茶道の流派、松香庵流(しょうこうあんりゅう)。
数十年もの間家元として守り続けてきた彼女が作り上げる茶室というひとつの世界を写し出す。
Exhibition:Canon Open Gallery











